灯~ともしび~ 初音ミクの誕生日(8月31日)にぺぺろんPより贈られた作品。 同日多くの誕生祝い作品が投稿される中、 もしかしたら最も暗い感じの曲となったのかもしれない。 激しく、そして儚く。消えては灯る、いのちのうた。 遠ざかる灯を見つめるなら、 静かに消えて往く痛みのように。 儚くて切なくて愛おしくて。 失った今でも、この炎は燃える。 御影石の片隅に刻み込んだ 時の標、確かめる冷たさ。 やがて、人の心の内に宿った 淡く香る温もりが優しすぎて。 風に乗って、土に溶けて。 伝えたいものは、 空に舞って、時間に散って。 季節の間に咲いた。 遠ざかる灯を見つめるなら、 静かに消えて往く痛みのように。 儚くて切なくて愛おしくて。 失った今でも、この炎は燃える。 きっとそれは、弱いもので。 いつも傷ついて。 そしていつか、迎える朝。 最後にあなたに会いたい。 繰り返し紡いでは、解くように。 人の続けてきた螺旋の中で。 見守れず涙する?それは罪じゃない。 流れゆく言葉が、あなたへの幸せ。 何度も、何度も、ただひたすらに。 消えそうなその声で、ここにいるよ、と。 最後まで、最後まで、幸せだったと。 一度だけ言うよ、「永遠にありがとう」……と。