[00:21.99]ひと夏の初めへ巻き戻し [00:29.58]逃げ水を追い回せ 打ちひしがれる雲 [00:39.38]陽に灼けた 孤独の抜け殻に [00:46.91]透き通る光までも 人並みに馳せる [00:55.59]それでも、歌い続けて 憂い続けて [01:06.87]見知らぬ声の そらごと [01:13.84]ああ、思い続けて 重ね合わせて   [01:24.24]静けさに消えた 夏の終わりに誓うなら [01:37.88] [01:49.07]ありふれた祝いの言葉では [01:56.55]人伝に振り回す 無慈悲な笑い声 [02:06.31]十六夜の連ねた行く末に  [02:13.94]鈴の音は名残惜しく 悪戯に響く [02:22.48]これでも、恋焦れて 振り回されて [02:34.24]悩ましく耽る 長月 [02:41.15]ああ、祈り委ねて 指を絡めて [02:51.57]幾度も吸い込む 秋の空気に寄せるなら [03:07.93] [03:16.41]古い記憶 [03:20.25]浅い目覚め [03:24.50]待てど待てど 雪は降り注ぎ 平伏して [03:35.33] [03:36.70]それでも… [03:37.96] [03:38.72]ああ、歌い疲れて 嘘を這わせて [03:49.03]見知らぬ声に 呼ばれて [03:55.90]ああ、季節数えて 雪に埋もれて    [04:06.41]春はまだ遠く 冬の終わりを告げるまで