[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : ZUN [00:35.22] [00:37.71]空虚な町の灯に埋もれるように [00:46.66]一層空っぽの目をした、漂流者。 [00:54.04] [01:04.47]見えないこの何かを暴こうとして [01:13.30]見えないその何かを、「独り」で、探している。 [01:20.68] [01:22.37]ずっと独りきり、十分にやってきたのに、 [01:30.54]心のどこかに深い欠損を負ったみたいで。 [01:38.55] [01:44.20] [01:48.85]心に小さな棘が刺さったみたいに [01:57.66]得体の知れぬ何かに責められる想い [02:06.32] [02:06.84]失くしたらしいピースの一つごときが [02:14.89]ああ、どうしてこんなにも私を、戸惑わせるのか。 [02:23.03] [02:23.43] [02:23.46]歪んでいる何かを確かめたら [02:28.17]この想いも消えてくれるだろうか? [02:32.50] [02:32.59]やり場のない想いに動かされ [02:37.02]無性にただ、叫びたい。 [02:40.83] [02:40.96]でも、何を叫べばいいのかさえも、 [02:45.97]誰も教えてくれはしないんだ。 [02:50.18] [02:50.41]見つからぬ言葉は嗚咽となって、 [02:54.83]弱弱しく漏れていく。 [02:59.41] [02:59.74] [03:00.17]心が、ざわついて、いる。 [03:04.65] [03:04.66]…涙の、わけを、教えて。 [03:08.66] [03:16.03] [03:17.37]心が勝手に何かを否定してる。 [03:26.35]「こんな現実は、嘘だ」と喚いている。 [03:34.46] [03:35.25]もしも、全てが、偽りの中に居て、、、 [03:44.07]歪んだ現実に埋もれているとしたら…? [03:52.87] [03:52.90] [03:52.99]何かを、忘れている。 [03:57.08] [03:57.45]何かが、足りずに居る。 [04:01.23] [04:01.46]思い出せ! [04:03.22] [04:03.52]それが、何で在ったのか。 [04:07.69] [04:08.32]たいせつなもの、 [04:09.43]だったはず。 [04:10.33] [04:10.42]かけがえのないもの、 [04:11.74]だったはず。 [04:12.51] [04:12.63]“わたし”にとっての、 [04:14.90]たいせつなもの? [04:17.03] [04:17.18] [04:17.19] [04:17.20]…わたしの、 [04:18.09] [04:18.19] [04:18.29]…そうじゃなく! [04:19.22] [04:19.23] [04:19.24] [04:19.31]…“わたしたち”の、 [04:23.53]…ああ!! [04:25.63] [04:25.67] [04:25.72]どうして忘れていたんだ、その名前を! [04:30.33]引き離されたもう一人のことを。 [04:34.78] [04:34.89]忘れたいと思ったことなんてなかったはずなのにね。 [04:43.22] [04:43.46]体の奥から込み上げる熱が、 [04:48.08]怒りとなって、迸り始める。 [04:52.51] [04:52.59]独りで消えていってしまうなんて、絶対に許さないから。 [05:01.42] [05:01.52] [05:01.87]どこまでだって追いかけて、 [05:05.71]名前をもう一度呼ばせるまで。 [05:10.40] [05:10.73]もう諦めるものかって、この心に誓うよ。 [05:19.17] [05:19.66]二人の間を引き裂いた、 [05:23.51]全ての幻想に立ち向かうため、 [05:28.21] [05:28.45]いつもの始まりの言葉で、今一度、幕を開けよう。 [05:36.21] [05:36.31] [05:36.56]「ねえ、メリー!」 [05:40.94]