[00:12.85] [00:12.98](AO) [00:13.30]不可思議な現さ 不束なうつらうつらさせて帰さない妖 [00:19.71]現実のような芸術の桜花 外から覗けば窮屈な葛篭 [00:26.47]そんな空間でこそより麗 ここじゃ場違い冗談に冷やかし [00:32.69]死は数多 数珠繋ぎ 連鎖する魂 [00:38.72] [00:38.84](Ginryu) [00:38.94]至高の美談すら重ねて愚行か [00:44.38]今は遠き平穏無事 一生の内 何が笑みに向かう [00:51.05]未だ分からずも 生きている儚く [00:57.04]散り際は墨染 色褪せ [01:01.31]灰になり 幾年を舞う [01:04.75] [01:10.96] [01:16.31](AO) [01:17.22]南無阿弥陀仏 唱えた桜木の逢瀬 [01:20.42]望んだ者がそうさせた 妖へ豹変 [01:23.70]おどろおどろしい曰く付きの木の下で [01:26.92]そっと語られる All day… [01:30.03]きっかけは Lyricist今や塵に散って死に導き [01:33.33]契りと言わんばかり 後を追おうといきり立つ愚か者に痺れ切らし [01:38.64]響き渡る嘆きと共に止める心の音 [01:42.89] [01:43.01](Ginryu) [01:43.12]満ち足りた姿 眩く 最後の御馳走様 [01:55.77]繰り返した行いを 振り返りひとつ思えば [02:08.36] [02:08.47] [02:08.57]ああ、御終いの慕情 暗渠への旅に誘うもの [02:14.90]眼窩に滲む血の雨に 行きは良い、良いが帰っちゃこれない [02:21.30] [02:21.42]ああ、嫌いなのよ 閉じた瞼に薄く残る [02:27.67]吾、忘れじの誓文も忘れた花よ [02:34.19] [02:42.15] [02:45.95](AO) [02:46.87]奏でるように読む 妖々夢の断片 [02:50.05]もとい一人の娘の愛情の残滓 [02:53.24]とうに忘れたはずなのに [02:55.37]その行いはまるで過去の残り香 [02:59.68]満ちることのない Sakura Delight [03:02.73]こっそりとくすねた春がひらり [03:06.04]一時の気の迷い 今宵だけは花見といこう [03:09.46]二度とないだろうから じっと見つめた [03:12.44] [03:12.57](Ginryu) [03:12.70]開いた隙間は 飲み込む 決められた善悪すら [03:25.31]忘却へと歩み寄る 生前の句 辞世の句 共に [03:37.96] [03:38.07] [03:38.20]ああ、御終いの幕情 暗渠への旅に誘うもの [03:44.49]亡霊にしてはあまりにも美しく儚げ 正に春そのもの [03:50.81] [03:50.93]ああ、嫌いなのよ 閉じた瞼に薄く残る [03:57.23]赴くままに 世界を彩った 幽々しき桜の日は色濃く残る [04:03.65] [04:03.78] [04:03.87]ああ、御終いの慕情 暗渠への旅に誘うもの [04:09.98]眼窩に滲む血の雨に 行きは良い、良いが帰っちゃこれない [04:16.44] [04:16.56]ああ、嫌いなのよ 閉じた瞼に薄く残る [04:22.86]吾、忘れじの誓文も忘れた花よ