否 其処に佇むそれだけの日々は 色褪せながら絡む真綿のようで 意味を持たない言葉は飲み込み 月日重ねて芽吹くその時を待つ 取り零したひとひらは瞬く間に消えてゆく 儚き雨降り注ぐ足元に眠る身体 変わり果てた温もりに触れる事はできなくて 幾度巡り続けても人の世こそ美しく 其処に揺蕩うそれだけの日々は 巻き戻せない時を憐れむようで 数多の意志に染められる花は 祈り隠して永遠に舞い踊る 混ざり歪む色彩で視えるものは偽りか 其れが例え真でも答否定し続ける 心身体引き裂いて螺旋へと還りましょう 幾度巡り続けても人の世こそ美しく