[00:08.75]常夜灯に群がる [00:13.24]虫のように意思を失くして [00:18.43]飛び回る愚かな夜を [00:22.31]少しだけ気に入っていたの [00:26.51]使い捨ての孤独と [00:30.93]居心地のいいソファーみたいな [00:36.26]寄り掛かるだけの誰かが [00:40.01]たまに笑ってくれたらいいわ [00:44.59]ビルの屋上から [00:48.80]子どもが泣き叫ぶ声がした [00:53.15]無理して履いた赤い細いピンヒール [00:58.19]水ぶくれを気にしないよう駅へ急いだ [01:02.66]愛に溺れ 愛に疲れ 愛を憎んでも [01:07.06]愛が何か知らなかった あわれな私 [01:11.40]嘘に焦がれ 嘘に抱かれ 嘘を信じても [01:15.79]満たされない 当たり前ね [01:18.41]身に余る軽蔑 嗚呼 [01:28.78]心の無い接吻 命懸けで含ませた毒 [01:38.58]黒カビが生えたシーツに [01:42.30]くるまれた貴方の脱け殻 [01:46.55]雨が降ると漂う 男たちの饐えた体温 [01:56.31]傷つける価値もないなら [02:00.08]ボロ切れのように放り投げて [02:04.61]青い鳥だってさ [02:08.86]羽根をむしればただの肉でしょう [02:13.19]売れないモデルのドレスの裾を踏んだ [02:18.10]伝線したストッキングと灰色の痣 [02:22.58]この身体に この心に 私そのものに [02:27.03]失われた永い春に 値段をつけて [02:31.43]欲のままに 踊り回り 恥を塗り重ね [02:35.85]それでもまだ 夢叶うと [02:38.41]嘆かわしいあの頃 嗚呼 [03:09.26]愛に溺れ 愛に疲れ 愛を憎んでも [03:13.63]愛が何か知らなかった あわれな私 [03:18.12]嘘に焦がれ 嘘に抱かれ 嘘を信じても [03:22.42]満たされない 当たり前ね [03:25.03]身に余る軽蔑 嗚呼 [03:40.34]赦されない 当たり前ね [03:42.90]身に余る軽蔑 嗚呼