[00:16.89]あの日君は僕の手を引いて言った [00:24.35]壁の向こうにある暮らしを目指そうと [00:31.88]弱くて折れそうな僕の肩を抱いて [00:39.33]深い闇の中をどこまでも歩いた [00:45.80] [00:45.90]ふたりが目指した夢は遠い [00:53.41]ふたりがなくした夢も遠い [01:01.69] [01:16.79]ふたりきりで過ごす夏が始まった [01:24.25]裸足で踏みしめた畳が痛かった [01:31.82]僕のために買ってくれた花火は [01:39.26]鬱いだままでいてそれも無駄にした [01:45.81] [01:45.86]ふたりが目指した夢は遠い [01:53.40]ふたりがなくした夢も遠い [02:01.82] [02:02.99]つまらないものばかりいつも愛した [02:10.31]増えては困る猫ばかり拾ってた [02:17.86]僕の隣ではいつも君が笑ってた [02:30.34] [02:41.04]散歩の帰り道 鐘の音を聞いた [02:48.63]とても懐かしくて涙がこぼれた [02:56.24]僕の手を振りきり君は走り出した [03:03.63]空は今も暗く僕らを閉ざしてた [03:10.21] [03:10.30]ふたりが目指した夢は遠い [03:17.73]ふたりがなくした夢も遠い [03:26.43] [03:27.11]冷たい雨が降った君はひとり [03:34.65]足元に転がる石を見てた [03:42.19]僕は傷だらけの猫を抱いた [03:49.63]守られ続けた僕らがいた [03:57.26]そんな意味は忘れたままでよかった [04:09.15] [04:28.11]やがてまた僕らは連れ戻された [04:35.54]やり残した花火も手つかずのまま [04:43.00]それを抱いて君の部屋を訪れた [04:50.55]君はいつの間にか笑わなくなってた [04:58.90] [04:58.95]つまらないものばかりいつも愛した [05:06.53]増えては困る猫ばかり拾ってた [05:14.03]今度は僕が笑って見せるから [05:21.56]今度は僕があの夏へ連れ出すから [05:34.04]