プールサイドの向こうは灼熱 作词 : ヤマザキカズヤ 作曲 : ヤマザキカズヤ フェンスを越えて 君と拭いた 錆びついた扉 ぎぃって鳴る音 水のないプール 夏の残像 空だけが まっすぐで広かった 誰もいないこの場所で 息を潜めたまま 名前もない冒険に ちょっとだけ憧れた プールの底で 夢を見てた ひび割れた床 ビー玉を拾う 笑って投げて すぐに黙った “明日なんて来なきゃいい”って 君がぽつり 言った気がした 世界の音が遠くて ふたりだけの午後 転んだって笑えたら それだけでよかった プールの底は 青く静か どこにも行けないくせに どこへでも行ける気がした あの夏のフィルムみたいに ピンボケでも残ってる かつて賑わった場所で 君を探してる 秘密にしてた冒険が 今もまだ響いてる プールの底で まばたきしてた 風が吹いて センチメンタル それでも ここが好きだった