春を知る花 (feat. 初音ミク) 作词 : Kuratu 作曲 : Kuratu 指先は未だ 冷たいままです 日陰の花を照らした あなたが気づくように 私は風も日も受けず ただ凍える身隠して 朝霧に浮かぶ御霊の影と 自分を重ねている 春を待つ者は 花を咲かせることのできる者 等しく訪れる季節と違う春が あなたでした それは辺り一面の雪に 灯った赤色 霜に焼けただけなのです ただそれだけです あなたがくれた傘には 一つ穴が空いていました それが何よりも代えがたく 私に似合いました 春を待つ者は 暖かさに触れたことのある者 袖に小さく落ちた薄明かり 雪夜の隠れた月 あなたが差し伸べた手が 私のように冷たくてよかった あなたの手を凍らせることなく 手を取れたから それは辺り一面の雪に 灯った赤色 霜に焼けただけなのです ただそれだけです もしも私にささやかな 暖かさ宿れば 次はあなたを探します 春を待ちながら