残痕字 作词 : 藤原優樹 作曲 : 長谷川大介 あの日の記憶 消し取ろうと擦ったって 書きつけた感情痕(かんじょうあと) まだ読めてしまう 無理やり次へめくって 書き換えようとしてみたって 拭いきれないよ 薄雲りが透けてみえて 怖い夢をみた 朝のように揺らいで 残像と知っていても ぐたり 弱り果て 動けなくなるんだよ 許しきれやしない 僕を許せなくて 割り切れないまま 時だけ流れてく 大丈夫と笑えない僕は 間違いかい だとしても 飲み込めないままいるよ 愚かでも きれいな嘘なんか まるで似合わなくて 誰かのせいにしても戻りはしないんだろう 責め立てたって 救われないことを知るだけ 子どものようなわがまま なんてわかってはいるけど 傷つかないふりなど 僕にはできないから ビリビリになった 昨日を捨てないで そっと張り合わせて 腕に抱きとめているよ 「まだここにいて」 許しきれやしない 僕を許したくて じんじん傷んでる胸に手をかざした 頷けずいる僕を 今日は受け入れて 嫌だって 叫んでいるこの声を 塞がないで 大人になんてまだ なれそうもないんだ 誤りを消すたびに(擦りむけ) 擦りむけて すすけながら削れてく くたくたによじれて 積もるかけらを 無かったように 払ってしまえなくて 誰のせいでもないと 言えるときが来たら 僕がもう少し強くなれるのなら ずっと許しきれずいたことも許せるの 消し痕に(ああ 残る)残った熱に手を当て 問いかける 新しい頁を ひらり めくる前に