作词 : 棉雲 作曲 : 棉雲 時代に流され仕方なく、 受け身で弦をぴんと張る。 具体的手順を埋め込む、 伽藍な頭へ手当たり次第に。 右も左も判らない、 当たりも外れもあやふやだ。 形ないものが読めない、 映るものしか慮れない。 ともかく弦をぴんと張る、 一先ず見た目をそれらしく。 音を出すのは避けたい、 黒い羊にはなりたくない。 耳を塞いでしまいたい。 この目を覆ってしまいたい。 意識の外から殴られる、 それでもペグは回さないと。 伸ばして縮めてみましょう、 張って弛めてみましょう。 丁度は存じ上げません、 だってそんなこと知れなかった。 どうかどうか、濁らずに混ざって。 合わせた手を解ける、勇気をください。 浮き彫りになる、ちぐはぐな波を。 心の底からさ嫌ってる。 ひしがれながらぴんと張る、 側だけ真面な弦たち。 音を出すのが怖いんだ 黒い羊と認めたくない。 ちらつくノイズがうざったい。 割り込む無象を退けたい。 見えない枷に気づけず、 ひたすらペグをくるくると。 伸ばして縮めてみましょう。 張って弛めてみましょう。 丁度はよく分かりません、 だってそんなことなんて くすんで戻らない弦を、 普遍な教則で無理くり。 外れた教えに釘付けで、 それは僕には歪なのに。 どうかどうか、濁らずに馴染んで。 合わせた手を離せる、勇気が削れて 浮き彫りになる、ちぐはぐな波を。 心の底からさ、嫌ってる。 心の底からさ、大嫌いだ。