朝凪 作词 : ひとみ 作曲 : ひとみ/Soma Genda 溶けきってしまったキャンディのように 甘ったるい後味ここに残っている いつしか褪せて 擦れて 消えた 白線の上を歩いた 影は空を知っている 言葉も無いまま 答えを探し歩く 逃げ水追えば 独り 朝凪のなかでずっと 声を紡いで海を渡って貴方のもとまで 虹が空に弧を描いた 雨が上がって君の顔がよく見えた 泡沫の中で見た夢か。綺麗だ。 読み切ってしまったフィクションのように 言い得ない存在感がここに宿っている いつしか混ぜて 揺れて 濁った 本心の上を歩いた 空の音を知っている 鳴き声をあげて飛ぶ鳥も 色褪せた郵便ポストも 路肩に置かれた自転車も 朝日を受けて光るビルも 目に映ったその全てが あまりに美しく見えるなら 余すことなく抱え込んで 飛び込んでみたい 朝凪のなかでずっと 声を紡いで海を渡って貴方のもとまで 虹が空に弧を描いた 雨が上がって君の顔がよく見えた 泡沫の中で見る夢は、綺麗だ。