敌タナトスを想起せよ!歌词

[00:00.000] 作词 : 松本隆
[00:01.000] 作曲 : 細野晴臣
[00:02.38]
[00:17.10]涙ぐんだような
[00:18.81]
[00:20.53]碧めた月がうとうと
[00:24.33]うとうとしている隙に
[00:26.48]
[00:27.52]忍び込んで来て
[00:28.74]
[00:29.76]部屋を浄っている
[00:31.57]
[00:32.57]何かが近づく
[00:34.51]気配がしている
[00:36.84]
[00:37.82]壁や床板の密やかな息に
[00:39.67]
[00:41.41]雨が吹き
[00:42.31]なぐるとても
[00:42.53]不可思議な夜だった
[00:46.85]
[00:54.76]時が羽撃いて辺りを顫わす
[01:00.10]
[01:01.08]底知れず深い二月が漂い
[01:07.28]
[01:08.11]眩瞑く弾ける
[01:09.53]
[01:10.42]敵がいるんだ
[01:11.81]硝子のように冷い
[01:15.66]つめたく螺子曲がった針の
[01:17.44]
[01:18.34]背後に
[01:19.10]蟄れている
[01:20.04]とても不可思義な夜だった
[01:24.40]
[01:54.27]暖い布団
[01:56.20]
[01:57.21]暖い布団を温々温々くと纏う
[02:04.08]
[02:04.95]私は冷い
[02:07.09]
[02:08.16]何を怨うか何を呪うか
[02:11.16]
[02:11.95]硝子壜の底で喘ぎ苦しんで
[02:14.34]
[02:15.07]可笑しくもないのに
[02:16.19]笑い出したかった
[02:17.49]
[02:18.34]沈黙に落ちる
[02:19.12]とても不可思義な
[02:20.56]
[02:22.58]夜だった